ふるさと納税の納税額ランキングを調べると、どの自治体に多くの寄附が集まっているのかが見えてきます。
ただし、ここでいう納税額は厳密には住民が納めた税金そのものではなく、自治体が受け入れた寄附金額を指すことが一般的です。
最新の公表データでは、令和6年度、つまり2024年4月1日から2025年3月31日までの受入額がランキングの基準になります。
上位自治体を見ると、返礼品の人気だけでなく、大口寄附、地域ブランド、リピート需要、制度変更前の駆け込み需要など、複数の要因が重なっていることがわかります。
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ふるさと納税の納税額ランキング上位8自治体
ふるさと納税の納税額ランキングは、総務省が公表する自治体別の受入額をもとに見るのが基本です。
兵庫県宝塚市
兵庫県宝塚市は、令和6年度の受入額が約256億6771万円となり、金額上は全国1位になりました。
ただし、宝塚市の上位入りは市立病院への大口寄附という特殊事情が大きく、通常の返礼品人気だけで説明できる順位ではありません。
ランキングを見るときは、単純な順位だけでなく、なぜその金額になったのかを確認することが大切です。
| 順位 | 1位 |
|---|---|
| 自治体 | 兵庫県宝塚市 |
| 2024年度受入額 | 約256億6771万円 |
| 見方 | 大口寄附の影響が大きい |
| 注意点 | 返礼品人気だけの順位ではない |
北海道白糠町
北海道白糠町は、令和6年度の受入額が約211億6535万円となり、全国2位に入りました。
海産物を中心とした返礼品の知名度が高く、継続的に上位へ入る実力型の自治体として見られます。
宝塚市の特殊事情を除いて考えると、寄附者から安定して選ばれている自治体の代表格といえます。
| 順位 | 2位 |
|---|---|
| 自治体 | 北海道白糠町 |
| 2024年度受入額 | 約211億6535万円 |
| 見方 | 海産物返礼品の支持が厚い |
| 注意点 | 人気品は配送時期を確認したい |
大阪府泉佐野市
大阪府泉佐野市は、令和6年度の受入額が約181億5160万円となり、全国3位に入りました。
過去にもふるさと納税で大きな注目を集めた自治体で、制度復帰後も寄附を集める力を維持しています。
返礼品の幅広さや情報発信の強さがあり、ランキング上位の常連として比較されやすい自治体です。
| 順位 | 3位 |
|---|---|
| 自治体 | 大阪府泉佐野市 |
| 2024年度受入額 | 約181億5160万円 |
| 見方 | 返礼品展開と発信力が強い |
| 注意点 | 制度面の過去経緯も知っておきたい |
宮崎県都城市
宮崎県都城市は、令和6年度の受入額が約176億9207万円となり、全国4位に入りました。
肉類を中心とした返礼品の人気が高く、毎年のように上位へ入る安定感があります。
寄附額ランキングを返礼品選びに活かすなら、都城市のように継続して支持されている自治体は参考になります。
| 順位 | 4位 |
|---|---|
| 自治体 | 宮崎県都城市 |
| 2024年度受入額 | 約176億9207万円 |
| 見方 | 肉類返礼品の人気が強い |
| 注意点 | 内容量だけでなく品質も比較したい |
北海道別海町
北海道別海町は、令和6年度の受入額が約173億5045万円となり、全国5位に入りました。
北海道らしい海産物や乳製品など、地域イメージと結びつきやすい返礼品が注目されやすい自治体です。
寄附者が返礼品を選ぶときに地域の魅力を想像しやすいことも、ランキング上位につながる要素です。
| 順位 | 5位 |
|---|---|
| 自治体 | 北海道別海町 |
| 2024年度受入額 | 約173億5045万円 |
| 見方 | 北海道ブランドとの相性がよい |
| 注意点 | 冷凍品は保管スペースを確認したい |
北海道根室市
北海道根室市は、令和6年度の受入額が約146億9095万円となり、全国6位に入りました。
海産物の印象が強い地域で、ふるさと納税でも食卓で使いやすい返礼品を探す人に選ばれやすい自治体です。
北海道の自治体が複数上位に入っていることからも、魚介類や海産物ジャンルの需要の強さが読み取れます。
| 順位 | 6位 |
|---|---|
| 自治体 | 北海道根室市 |
| 2024年度受入額 | 約146億9095万円 |
| 見方 | 海産物需要を取り込んでいる |
| 注意点 | 配送時期と消費ペースを見たい |
愛知県名古屋市
愛知県名古屋市は、令和6年度の受入額が約137億9111万円となり、全国7位に入りました。
大都市の自治体が上位に入っている点は、返礼品だけでなく寄附メニューや認知度の影響も考えたいところです。
ふるさと納税は地方の小規模自治体だけでなく、都市部の自治体も寄附先として選ばれていることがわかります。
| 順位 | 7位 |
|---|---|
| 自治体 | 愛知県名古屋市 |
| 2024年度受入額 | 約137億9111万円 |
| 見方 | 都市部自治体として存在感がある |
| 注意点 | 返礼品以外の使い道も確認したい |
宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市は、令和6年度の受入額が約132億4325万円となり、全国8位に入りました。
宮崎県から都城市と宮崎市が上位に入っており、県全体として食関連の返礼品が強いことがうかがえます。
自治体単体の順位だけでなく、都道府県単位でどのジャンルが強いのかを見ると寄附先を選びやすくなります。
| 順位 | 8位 |
|---|---|
| 自治体 | 宮崎県宮崎市 |
| 2024年度受入額 | 約132億4325万円 |
| 見方 | 宮崎県の食ブランドが追い風 |
| 注意点 | 似た返礼品との比較が必要 |
ランキングを読む前に知りたい納税額の正体
ふるさと納税の納税額ランキングは便利ですが、言葉の意味を取り違えると判断を誤ります。
寄附受入額
ふるさと納税のランキングで使われる納税額は、多くの場合、自治体が受け入れた寄附金額のことです。
住民が本来住んでいる自治体へ納める住民税額とは違い、寄附先自治体に集まった金額として見る必要があります。
そのため、ランキング上位の自治体は税収が多い自治体というより、ふるさと納税で多く選ばれた自治体と考えるほうが自然です。
| 用語 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 寄附受入額 | 自治体に集まった寄附金額 | ランキングの基本指標 |
| 受入件数 | 寄附された件数 | 人気の広がり |
| 住民税控除額 | 居住自治体側で控除された金額 | 税収流出の規模 |
| 控除適用者数 | 控除を受けた人数 | 利用者の広がり |
年度の区切り
令和6年度のふるさと納税受入額は、2024年4月1日から2025年3月31日までの寄附をもとに集計されています。
一方で、個人が控除を受けるときの寄附年は、1月1日から12月31日までで考えるのが基本です。
ランキングの年度と自分の控除対象年は必ずしも同じ区切りではないため、年末の寄附判断では混同しないようにしましょう。
- ランキングは年度集計
- 個人の寄附は暦年で判断
- 控除は翌年度住民税に反映
- 年末寄附は決済完了日を確認
件数の違い
受入額が大きい自治体でも、少数の大口寄附で順位が上がる場合があります。
反対に、受入額がやや低くても受入件数が多ければ、多くの寄附者に広く選ばれている可能性があります。
ふるさと納税の納税額ランキングを見るときは、金額、件数、前年順位、上昇理由をあわせて見ると実態に近づきます。
上位自治体が寄附を集める理由
ふるさと納税のランキング上位には、偶然ではなく寄附が集まりやすい共通点があります。
返礼品の強さ
上位自治体には、肉、魚介、米、果物、日用品など、生活に直結しやすい返礼品を持つところが多くあります。
寄附者は応援したい地域という視点だけでなく、家計に役立つか、家族で使いやすいか、リピートしやすいかも重視します。
返礼品の強さは、地域ブランド、品質、内容量、配送時期、レビューの蓄積によって高まりやすくなります。
| 強い返礼品 | 選ばれやすい理由 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 肉類 | 食卓で使いやすい | 容量と小分け |
| 海産物 | 特別感がある | 配送時期 |
| 米 | 日常消費に向く | 発送月 |
| 日用品 | 家計に役立つ | 保管場所 |
リピート需要
ふるさと納税は一度だけの寄附ではなく、毎年同じ自治体や同じ返礼品を選ぶ人も多い制度です。
満足度の高い返礼品は翌年の再寄附につながり、自治体の受入額を安定させます。
ランキング上位を維持する自治体は、新規寄附だけでなくリピート寄附を獲得している可能性があります。
- 味や品質への満足
- 配送の安心感
- 毎年使える定番品
- 寄附後の案内の丁寧さ
- 自治体への信頼感
情報発信
同じ魅力的な返礼品でも、寄附者に見つけてもらえなければ寄附にはつながりません。
自治体ページの写真、説明文、レビュー、ランキング掲載、季節キャンペーンの見せ方は、寄附額に大きく影響します。
上位自治体は返礼品そのものだけでなく、寄附者が迷わず選べる情報設計にも力を入れていることが多いです。
寄附先選びにランキングを活かすコツ
ふるさと納税の納税額ランキングは、人気自治体を知る入口として便利ですが、そのまま寄附先を決めるだけでは不十分です。
控除上限額
ふるさと納税は、控除上限額の範囲内で寄附することで自己負担を抑えやすい制度です。
ランキング上位の自治体に魅力的な返礼品があっても、自分の控除上限額を超えると自己負担が増える可能性があります。
寄附先を選ぶ前に、年収、家族構成、住宅ローン控除、医療費控除などを反映した上限額の目安を確認しましょう。
| 確認項目 | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|
| 年収 | 上限額の土台になる | 見込み年収で確認 |
| 家族構成 | 控除額に影響する | 扶養の有無を反映 |
| 他の控除 | 上限額が変わる | 医療費控除などに注意 |
| 寄附済み額 | 残り枠を把握する | 年末に見直す |
生活との相性
ランキング上位の返礼品は魅力的ですが、家庭で使い切れない量を選ぶと満足度が下がります。
冷凍庫に入らない海産物や肉類をまとめて選ぶと、保管や消費に困ることがあります。
お得感だけでなく、家族構成、食べる頻度、保存場所、受け取りやすさまで考えると失敗しにくくなります。
- 冷凍庫の空き
- 家族の好み
- 調理の手間
- 賞味期限
- 配送月の指定可否
- 定期便の受け取り負担
使い道の納得感
ふるさと納税は返礼品だけでなく、寄附金の使い道を選べる自治体も多くあります。
子育て、教育、医療、災害復興、環境保全、観光振興など、自分が応援したいテーマと合う自治体を選ぶと満足度が高まります。
納税額ランキングを入口にして、最後は返礼品と使い道の両方で納得できる寄附先を選ぶのが理想です。
注意したい制度変更と落とし穴
ふるさと納税は毎年同じ感覚で使える制度に見えますが、ルールやポータルサイトの見せ方は変わっています。
ポイント還元
2025年10月1日からは、寄附に伴ってポイント等を付与するポータルサイトを通じた募集が禁止されました。
そのため、以前のように高いポイント還元を前提に寄附先を選ぶ考え方は、2026年時点では通用しにくくなっています。
これからは、返礼品の内容、自治体の使い道、配送条件、手続きのしやすさを中心に比較することが大切です。
| 時期 | 主な変化 | 寄附者の見方 |
|---|---|---|
| 2025年9月まで | ポイント還元競争が目立つ | 還元率も比較材料 |
| 2025年10月以降 | 寄附連動ポイントが禁止 | 返礼品と使い道を重視 |
| 2026年以降 | 地場産品基準も意識 | 地域性を確認 |
年末集中
ふるさと納税は年末に寄附が集中しやすく、人気返礼品は受付終了や配送遅れが起こることがあります。
12月にまとめて寄附すると、控除上限額の確認、決済完了、ワンストップ特例の申請を短期間で処理しなければなりません。
ランキング上位の自治体ほど注目されやすいため、欲しい返礼品がある場合は早めに候補を決めておくと安心です。
- 決済完了日
- 申請書の到着
- 本人確認書類
- 配送予定月
- 受付終了の有無
- 寄附上限額の残り
手続きの勘違い
ワンストップ特例制度を使う場合は、条件を満たしたうえで期限内に申請する必要があります。
寄附先が多すぎる場合や確定申告が必要な場合は、ワンストップ特例ではなく確定申告で寄附金控除を申告する流れになります。
返礼品を受け取っただけで控除が自動的に完了するわけではないため、手続きまで含めて寄附計画を立てましょう。
納税額ランキングは人気の入口として使う
ふるさと納税の納税額ランキングは、全国でどの自治体に寄附が集まっているのかを知るうえで非常に役立ちます。
令和6年度の上位には、兵庫県宝塚市、北海道白糠町、大阪府泉佐野市、宮崎県都城市、北海道別海町などが並びました。
ただし、宝塚市のように大口寄附の特殊事情で順位が大きく上がるケースもあるため、金額だけで人気や満足度を判断しないことが大切です。
ランキングは候補を見つける入口として使い、最終的には控除上限額、返礼品の使いやすさ、寄附金の使い道、配送条件、手続きのしやすさを総合的に見て選びましょう。
順位に流されすぎず、自分の生活と応援したい地域に合う自治体を選ぶことで、ふるさと納税の満足度は高くなります。
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